自宅に最適な給湯器の選び方!もっと快適な暮らしを叶えるために選ぶとよい給湯器は?

少し調べてみると、給湯器を販売するメーカーは複数あり、その中で機種もたくさんあることが分かると思います。
「多くの給湯器の中から、どのようにして給湯器を選べばいいのか?」とお悩みの方は多いです。
最適な給湯器を選ぶための主なポイントは、下記の3つです。
- 現状の給湯器の「シャワーの勢い」や「お湯の量」などに不満があるか
- 現状の給湯器が、エコジョーズかそうでないか
- 家族構成に変化があるかどうか
今回の記事では、最適な給湯器、そして今よりも暮らしを快適にするための給湯機選びについて、皆さまの暮らしを支える『東急でんき&ガス サポート』が、解説していきます。

現状の給湯器に不満がない場合は「後継機種」を選べばOK

現状の給湯器に不満がない場合、「同一メーカー」の「後継機種」を選べば、それで問題ありません。
ここでいう「後継機種」とは、メーカーが同じかつ以前の給湯器よりも新しい機種で、号数・機能なども同じであるということです。
後継機種であれば、リモコンの表示や文言が統一されていることが多く、使い勝手の変化を感じることは少ないはずです。
より条件が合う他のメーカーの給湯器を選んでもよい
「少しでも安くしたい!」「○○の機能が欲しい!」などの理由がある場合は、メーカーを変えることを検討してみてもよいでしょう。
ただし、リモコンのサイズもメーカーによって異なるため、見た目の印象も変わります。
※「同一メーカー」の「後継機種」であればリモコンの大きさの変化はほとんどありません。
またメーカーを変える場合、リモコンの操作がこれまでの給湯器とは異なる部分が多くなります。
そのため交換工事の際、業者からの操作説明に時間がかかってしまうかもしれませんが、これら以外のデメリットは特にありません。
現状の給湯器が「非エコジョーズ」の場合は、「エコジョーズ」タイプにするとよい

現状の給湯器が「非エコジョーズ」タイプの場合は、「エコジョーズ」タイプに交換することをオススメします。
エコジョーズとは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かすことができる、省エネ給湯器のことです。
ガスの消費量が少なく済むと、月々の光熱費の節約に繋がるだけでなく、CO2排出量を削減する(=地球環境にやさしい)こともできます。
各メーカーは、お財布にも地球環境にもやさしいエコジョーズを「スタンダード」と位置付けており、ガス給湯器はこれからさらに、エコジョーズへとシフトしていくことが予想されます。
エコジョーズの設置条件について
エコジョーズは、戸建住宅であれば基本的に設置できます。
ただし、集合住宅(マンションなど)の場合は、設置に条件があり、以下のような場合は、エコジョーズを原則設置できません。
- PS(パイプスペース)に給湯器が設置されていて、排水経路が確保できない
- 構造上、集合住宅用のエコジョーズでも設置できない
- 集合住宅で使用できる給湯器が決められている
しかし以上のようなケースでも、ベランダへの設置や配管の新設が可能な場合は、エコジョーズの設置ができるため、一度業者に相談してみましょう。
<関連コラム>
⇒ エコジョーズをマンションに設置できないケースを解説!設置事例やエコ機能も紹介
家族構成が変わった場合は「給湯器の号数変更」をするとよい

子どもが大きくなって家を出たり、親と同居することになったりと、家族構成に変化がある場合には、「給湯器の号数変更」を検討するとよいです。
給湯器の号数とは、給湯能力を数値で表したもので、家庭用の給湯器としては、16号・20号・24号が主な号数です。
号数の数字が大きいほど、お湯を作る能力が高く、たくさんのお湯を使うことができます。
そして給湯器の号数は本体価格にも影響し、基本的に号数が大きいほど、本体価格が高くなります。
- 16号がオススメの家族構成:1~2人家族
- 20号がオススメの家族構成:2~3人家族
- 24号がオススメの家族構成:4人家族以上
単純な家族の人数だけでなく、「同時に何箇所でお湯を使うのか?(冬場を基準に)」という視点で、給湯器の号数を大きくするのか・小さくするのか、そのままでいくのかを決めるとよいでしょう。
- 16号がオススメのライフスタイル:1度に複数個所でお湯を使わない
- 20号がオススメのライフスタイル:1度に複数個所でお湯を使わないが、冬でも満足した湯量がほしい
- 24号がオススメのライフスタイル:1度に2箇所程度でお湯を使う
なお、現在の給湯器の号数は、給湯器の品番(型式)から確認できます。
以下の例のように、「頭のアルファベットの次の数字」が今の号数です。
- 16号:GT-168AW・RUF-1600PW・RUF-A1610SAW・TP-SQ166B-1
- 20号:GT-2027SAWX・RUF-2006SAW・GTH-2034AWXD・FH-20AWD
- 24号:GTH-2417AWX・RUF-V2400SAT-1・GT-2427SAWX-T-1
※主要ガス機器メーカー ノーリツ、リンナイ、パロマの品番を掲載
<関連コラム>
⇒ 給湯器の号数の選び方!号数を大きくするほうがいいケースと小さくするほうがいいケース
毎日をもっと快適に過ごしたい場合の給湯器の選び方

給湯器の種類によって、使える機能は変わります。
例えば暖房能力を有する給湯器は、浴室暖房乾燥機が使えるようになり、ヒートショック(急激な温度の変化によって血圧が上下に大きく変動し、心臓や血管に負担がかかることで引き起こされる健康被害)の対策になります。
また、雨の日や夜間など洗濯物が乾きにくい時に、浴室を乾燥室として利用することができます。
ウルトラファインバブル機能付きの給湯器は、水の中で微細な泡が発生することによって、食器洗いの時に汚れを落としやすかったり、入浴時にお肌にうるおい効果を与えたりすることができます。
除菌機能付きの給湯器は、家族が入った後のお風呂のお湯のニオイ・濁りを軽減することができます(=後のほうの入浴でも、清潔なお風呂に入ることができる)。
「どんな快適さを求めるのか?」によって、給湯器の種類を選ぶとよいでしょう。
「オート」と「フルオート」、どちらが快適?
給湯器には「オート」と「フルオート」という種類があります。
「オート」と「フルオート」の大きな違いは、お湯張り運転後の湯量を自動で調整できるかどうかです。
「オート」タイプは、湯温の調整(追い焚き)は自動で行えますが、水位を検知するセンサーがないため、お湯の量までは管理できません。
一方、「フルオート」タイプには水位センサーが搭載されており、設定湯量とお湯の温度に自動で調整してくれます。
湯量と湯温の両方を自動で管理してくれるため、常に快適な状態を保てるのが特徴です。
現在の給湯器が「オート」か「フルオート」か調べるためには、型番の末尾を確認するとよいです。
- ~~~~SAW:オート(セミオート)
- ~~~~AW:フルオート
まとめ
以上、ガス給湯器の選び方について、解説しました。
- 現状の給湯器に不満がない場合は「後継機種」を選べばよい
- 現状の給湯器が「非エコジョーズ」の場合は、「エコジョーズ」タイプにするとよい
- 家族構成が変わった場合は「給湯器の号数変更」をするとよい
家族構成やライフスタイル、あればいいなと思う「快適さ」と予算をすり合わせて、自宅に最適な給湯器を選びましょう。
⇒ 横浜・川崎・東京などでガス給湯器を交換するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。
