エコジョーズをマンションに設置できないケースを解説!設置事例やエコ機能も紹介

マンションにお住まいで、「光熱費の節約ができるエコジョーズを設置したい!」という方は、とても多いようです。
マンションの場合、エコジョーズを取付けられるケースもあれば、エコジョーズを取付けられないケースもあるので、事前の確認が必要です。
今回の記事では、エコジョーズをマンションに設置できない4つのケース・エコジョーズをマンションに設置できる4つのケースについて、詳しく解説します。
また、実際にマンションにエコジョーズを設置した事例のほか、光熱費の節約に関心がある方に向けて、リモコンの「エコ機能」に関する情報を、お伝えします。

エコジョーズをマンションに設置できない4つのケース

- PS(パイプスペース)に給湯器が設置されていて、排水経路が確保できない
- 構造上、マンション用のエコジョーズでも設置できない
- マンションで使用できる給湯器が決められている
- 管理者に工事申請をしていない ※工事申請が必要な場合
上記は、エコジョーズをマンションに設置できない、4つのケースです。
それぞれのケースについて、以下で詳しく解説します。
【1】PS(パイプスペース)に給湯器が設置されていて、排水経路が確保できない
マンションには、給水・排水設備やガス配管などがまとめられている「PS(パイプスペース)」と呼ばれるスペースがあり、その中に給湯器が設置されていることがあります。

エコジョーズは、お湯を作る過程で「ドレン水」と呼ばれる排水が発生するため、排水経路が必要です。
PS内に給湯器が設置されている場合は、上記の排水経路を新たに確保することが難しく、業者に「エコジョーズの設置はできない」と判断されるケースがあります。
※マンション新築時より、PS内給湯器がエコジョーズの場合は、交換にあたってもエコジョーズを設置することが可能です。
なおエコジョーズには、PS内に設置することができる
- PS標準設置型
- PSアルコーブ設置型
- PS扉内設置型
などがありますが、排水経路を確保しないといけない点は、どれも同じです。
壁に穴を開けるなど、特殊工事によって排水経路を確保する方法がありますが、壁はマンション共用部にあたる場合が大半で、穴開けは許可されない場合が多いでしょう。
マンションの管理者に特殊工事を却下された場合は、やはりエコジョーズを設置することはできません。
【2】構造上、マンション用のエコジョーズでも設置できない
先述したように、エコジョーズには「ドレン水」の排水経路が必要で、マンションの構造上、外部に排水経路を確保できない場合があります。
そのようなマンションにおいては、“お風呂の排水口を利用するタイプ”を採用すれば、エコジョーズを導入できる可能性があります。
上記タイプのエコジョーズは、「マンション用エコジョーズ」と称されています。
設置できる条件は、“システムバスの下に「三方弁ユニット」と呼ばれる部品の設置に必要なスペースがあること”ですので、システムバスの下にスペースが無い場合は、やはりエコジョーズの設置はできません。
ただ、お風呂も一緒にリフォームするのであれば、マンション用エコジョーズを設置できる可能性は高いです。
【3】マンションで使用できる給湯器が決められている
マンションによっては、契約上、設置できる給湯器の規格・メーカーが、決められている場合があります。
マンションの管理者に、「うちのマンションではエコジョーズは設置できない」と断られたら、設置を諦めるしかありません。
マンションの給湯器交換について
賃貸マンションの場合は、給湯器の管理責任が管理者側にあるため、不具合のある給湯器の修理・交換費用は管理者負担になるほか、基本的に管理者に連絡すれば、給湯器の修理もしくは交換の段取りをしてもらえます。
ただし、給湯器の機種は管理者が選ぶため、エコジョーズが設置されるとは限りません。
分譲マンションの場合は、給湯器の交換費用は自己負担で、業者への依頼も自分で行う必要があります。
【4】管理者に工事申請の必要有無の確認をしていない ※工事申請が必要な場合
廊下・ベランダなど共用部分に設置されている給湯器は、工事申請が必要となる場合があります。
そのため、まずは管理組合に工事申請の必要有無を確認しましょう。
また、申請書の提出などを行う必要があります。
工事申請が必要なマンションにて、工事申請をすることなく給湯器の交換工事を行ってしまうと、管理者とのトラブルに発展する可能性があるため、必ず事前に確認を行いましょう。
<マンションの給湯器交換の流れに関する解説はコチラ>
⇒ 【賃貸・分譲】マンションの給湯器交換の流れ!工事時間について知っておきたい知識や施工事例も紹介
エコジョーズをマンションに設置できる4つのケース

- ベランダに給湯器が設置されている
- PS(パイプスペース)内に排水口がある
- 管理者から工事許可が下りた
- マンション用のエコジョーズを設置できる
上記は、エコジョーズをマンションに設置できる、4つのケースです。
それぞれのケースについて、以下で詳しく解説します。
【1】ベランダに給湯器が設置されている
ベランダに給湯器が設置されている場合は、近くに排水口があり、その排水口に向けて「ドレン水」を排水することができるため、エコジョーズを選択できる可能性が高いです。
また雨樋など、樋にも「ドレン水」の配管を接続できることがあります。
【2】PS(パイプスペース)内に排水口がある
PS内に給湯器が設置されている場合、PS内に排水口があれば、エコジョーズを設置できる可能性が高いです。
「排水口があるかどうか分からない」という場合は、業者にチェックを依頼しましょう。
【3】管理者から工事許可が下りた
PS内に排水口が無い場合でも、特殊工事によって、排水経路が確保できる場合があります。
先にも述べたように、特殊工事を行うためには管理者に許可をもらう必要があり、無事に許可が下りれば、排水経路を確保してエコジョーズを設置できることが多いです。
【4】マンション用のエコジョーズを設置できる
先にも述べたように各メーカーは、「マンション用エコジョーズ」を販売しています。
仕組みとしては、三方弁(ドレン排水切替ユニット)で、ユニットバス内の排水口に排水する「ドレン三方弁方式」や、機器内のポンプを使ってユニットバス内の排水口に排水する「ドレンアップ方式」などがあります。
それぞれ適用できるお風呂のタイプが限られているため、まずは業者に現地調査に来てもらうとよいでしょう。
エコジョーズをマンションに設置した3つの事例
以下では、当社『東急でんき&ガス サポート』がエコジョーズをマンションに設置した事例を、3つ紹介します。
【1】リモコン操作ができない給湯器をエコジョーズに交換 東京都大田区

- 工期:2.5時間
- 費用:30~35万円
東京都大田区のマンションにお住まいのお客さまより、非エコ給湯器からエコジョーズへの交換のご依頼をいただきました。
「浴室のリモコンが壊れて操作ができなくて、キッチンのリモコンで操作しています」とお問合せをいただき、修理に伺いました。
壊れた給湯器のリモコンを調べたところ、修理に必要な部品が特定できましたが、あいにくその部品の供給が終了していました。
10年以上使用しているような古いリモコンの場合、修理用部品の供給が終了していることは、よくあることです。
上記の事情を説明したところ、「給湯器本体も古くなっているので交換したい」と仰ったため、リモコンを含む給湯器全体の交換を行うことになり、新しい給湯器には光熱費の節約になるエコジョーズを選ばれました。
給湯器はベランダにあり、室内搬入出になるので、丁寧に養生を行ってから作業しました。
<詳しくはコチラ>
⇒ リモコン操作ができないふろ給湯器(非エコ)を「エコジョーズ」タイプに交換 東京都大田区
【2】大きな異音がする給湯器をエコジョーズに交換 神奈川県横浜市

- 工期:1.5時間
- 費用:15~20万円
神奈川県横浜市のマンションにお住まいのお客さまより、非エコ給湯器からエコジョーズへの交換のご依頼をいただきました。
ガス機器の定期保安点検に伺ったところ、お客さまより「たまに給湯器からガコン!と大きな音がする」と相談があったことが、依頼のきっかけです。

写真中央の黒いパイプが、ドレンです。
これを「どこまで伸ばすのか?」ということが、課題になりました。
選択肢は、
- 給湯器の下のベランダの床まで
- ベランダを横断したところにある排水溝まで
上記の2つがありました。
【1】の場合、排水がベランダを流れるので(水勾配はきちんとあるので最終的に排水溝に流れていく)、ベランダが濡れてしまうという懸念点があります。
【2】の場合、ベランダが濡れることはありませんが、パイプがベランダに横たわることになるため、注意しないとパイプを踏んでしまうという懸念点があります。
上記を丁寧に説明したところ、お客さまは「ベランダが濡れることは問題ない」とのことで、【1】の「給湯器の下のベランダの床まで」を選ばれました。
<詳しくはコチラ>
⇒ たまに大きな音がすることがお悩みの給湯器を「エコジョーズ」に交換 神奈川県横浜市
【3】経年劣化した給湯器を「見まもり機能」付きのエコジョーズに交換 東京都品川区

- 工期:2時間
- 費用:30~35万円
東京都品川区のマンションにお住まいのお客さまより、エコジョーズからエコジョーズへの交換のご依頼をいただきました。
既存のエコジョーズは設置15年で、経年劣化が見られました。
新しいエコジョーズには、「おふろの見まもり機能」が付いています。
- 身体に負担が少ない「ゆるやか浴(ゆっくり追焚き)」
- 入浴経過時間を感知する「入浴タイマー」でのぼせ対策
- 万が一の事故に「浴室モニター」で早く気付く
上記の機能によって、小さなお子さんから高齢の方まで、安心してお風呂を使うことができます。
<詳しくはコチラ>
⇒ 経年劣化したふろ給湯器を「見まもり機能」を持つ後継機種に交換 東京都品川区
給湯器の「エコボタン」は使う人によっては便利

エコジョーズを検討している方は、「エコ」や「光熱費の節約」に関心がある方だと思いますので、リモコンに付いていることがある「エコボタン」について、簡単に解説します。
名称はメーカーによって様々で、「ノーリツ」の場合は、「エコスイッチ」となります。
「エコスイッチ」などのボタンを押すと、
- お湯張りの量を控えめにする
- シャワーの給湯温度を控えめにする
- 保温温度を控えめにする
といった、“制御機能”がはたらきます。
逆にいえば、「季節に応じて自分で湯量や湯温を調整できる」という方は、自分で調整するほうが、便利に使えるかもしれません。
「節約を自動でしてくれたら便利!」という方は、エコボタンをうまく活用するとよいと思います。
まとめ
以上、エコジョーズをマンションに設置できないケース・設置できるケース、エコジョーズの施工事例、リモコンの「エコボタン」についての情報を、お伝えしました。
光熱費の節約を重視するなら、エコジョーズへの交換をおすすめします。
「エコジョーズを設置したい!」と思ったら、まずは
- 管理者にエコジョーズを設置してもよいか聞くこと
- 業者にエコジョーズを設置できるか調査してもらうこと
上記を目安に、動き出しましょう。
⇒ 横浜・川崎・東京などのマンションでエコジョーズを設置するなら『東急でんき&ガス サポート』にご相談ください。
