ガスコンロの修理の前に自分で確認できることは?修理より交換が適しているケースも紹介
ガスコンロの調子が悪くなった時、
- 修理が必要なのだろうか
- 修理の依頼が面倒だ
と考えておられる方もいるのではないでしょうか。
できれば自分で確認して解決できればいいなと思う方も多いと思います。
そこでこの記事では、「ガスコンロの修理を依頼する前に、自分でできることはある?」といった疑問や、「それでも直らない場合は修理?それとも交換?」といった疑問に、お答えしていきます。
ガスコンロの修理を依頼する前に自分でできること
- 火はつくがすぐに消えてしまう場合
- 火花が飛ばない(火がつかない)場合
- ガスが出ない場合
- 点火ボタンが押せなくなった場合
上記のケースでは、ガスコンロの修理を依頼する前に、自分で確認できることがいくつかあります。
それぞれの確認事項を、以下でご紹介します。
【1】火はつくがすぐに消えてしまう場合
<炎を感知するセンサーの水気や汚れの確認>
火はつくけれど保持できず、すぐに消えてしまう場合、その原因は立ち消え安全装置(炎を感知するセンサー)が濡れている・汚れている可能性もあります。
取扱説明書どおりに、やわらかい布などで拭き取りを行いましょう。
<バーナーキャップの水気や汚れの確認・きちんとはまっているかの確認>
他の原因としては、バーナーキャップの水気や汚れが考えられます。
水気がある場合は、取扱説明書どおりに、やわらかい布などで拭き取りを行いましょう。
また汚れがある場合は、やわらかい布やスポンジに台所用中性洗剤を付けて丸洗いしましょう。
ガンコな汚れがある場合は、やわらかい歯ブラシやつまようじで取り除いた後、中性洗剤で丸洗いしましょう。
洗い終わった後は中性洗剤が残らないようにすすぎ、乾いた布で十分に水気を拭き取ってから取付けてください。
また、バーナーキャップが正しく取付けされていない場合も、火がすぐに消えてしまう原因となります。
バーナーキャップが正しく取付けられているか確認しましょう。
【2】火花が飛ばない(火がつかない)場合
<乾電池の確認>
ガスコンロの火花が飛ばない(火がつかない)場合、確認すべきなのはガスコンロの乾電池です。
ガスコンロには、操作パネルの左右部分や、コンロ前面の下部分・火力調整つまみの左右部分などに、乾電池を入れる所があります。
乾電池は火花を起こすために必要で、乾電池が消耗していると、火がつかなくなります。
電池交換サインが点灯・点滅していたら、乾電池が消耗している合図なので、新品と交換しましょう。
また、「チチチ」というスパーク音がしない、普段と比べて音の間隔が長いと感じたりする際も電池の消耗が考えられます。
交換する乾電池については、電池に記載されている「使用期限」を、きちんと確認しましょう。
使用期限を過ぎている古い乾電池は、未使用でも放電が進んでおり、電池残量が減っている可能性が高いです。
使用期限を過ぎていない乾電池を、準備しましょう。
また、コンロに使用する乾電池はパワーと容量の大きいアルカリ電池がおすすめです。
<電源の確認>
一部のガスコンロでは、乾電池を使用せずコンセントから電源を取るタイプがあります。
コンセントから電源を取るタイプのガスコンロであれば、コンセントにプラグがきちんと差さっているかを確認してください。
<点火プラグの水気や汚れの確認>
ガスコンロの点火プラグが濡れていたり、汚れていたりすると、火がつかないことがあります。
ガスコンロの取扱説明書に沿って、やわらかい布などで、点火プラグの水気や汚れを拭き取りましょう。
特に多いのは、掃除した後に点火プラグが濡れたままで、火がつかないというケースです。
この場合、水気を拭き取れば、元通りガスコンロが使えるようになる可能性が高いです。
【3】ガスが出ない場合
<ガスメーター・ガス栓の確認>
点火時にガスが出ていない(においで判別可能)場合、まずはガスコンロだけ使用できないのか、他のガス機器も使用できないのか確認をしてください。
ガスコンロだけが使えない場合、ガスメーターは問題なく、ガスコンロのガス栓のみが閉まっている可能性があります。
ビルトインタイプのガスコンロのガス栓はコンロ下の収納部分に設置されていることが多いですが、鍋やフライパンを収納する際にガス栓に当たり、誤って閉まってしまうことがあります。
ガスコンロだけではなく、他のガス機器も使用できない場合、ガスメーターの安全機能が作動している可能性があります。
「ガスメーターを触った覚えはないけれど……」と不思議に思うかもしれませんが、ガスメーターは状況によって、安全のため自動で閉まる場合があります。
具体的には、地震などの強い揺れを感知した際や、強い衝撃が加わった際、または長時間継続してガスが使用された際などに、安全を優先して自動的にガスを遮断することがあるのです。
【4】点火ボタンが押せなくなった場合
<ロック機能の確認>
ガスコンロの点火ボタンが押せなくなった場合、コンロの誤操作を防止するための、ロックがかかっていることがよくあります。
実際に、当社まで「ガスコンロに不具合がある」と電話でご相談をくださったお客さまで、ロックがかかっていることが原因だったケースが、何件かありました。
ロック機能があることを知らず、掃除の際に当たってロックしてしまっていたというのが、考えられる状況です。
ロックがかかっていないか、点火ボタンの近くに「ロック」と書かれたつまみがあるので確認してみましょう。
それでも改善しない場合は、修理の相談をするのがおすすめ
上記でご紹介した各部分の確認をしても改善されない場合は、お近くのガス機器販売店へ相談することをおすすめします。
もちろん、お困りの際は当社にもお気軽にご相談ください。
東急でんき&ガス サポートでは豊富なガスコンロの修理経験があることに加え、15時までのご連絡で当日訪問してスピーディーにお悩みを解決いたします。
ガスコンロの修理よりも交換が適しているケース
- ガスコンロを長期間使用し(使用期間が10年を超えている)、修理をしてもまた別の箇所が壊れる可能性が高いケース
- 最新の便利機能が備わったガスコンロが欲しいケース
- 不具合が深刻で、修理費用が交換費用と大差ないケース
上記のようなケースでは、ガスコンロを修理するよりも、新しいガスコンロに交換するほうが適しています。
特に基準になるのは、ガスコンロの使用年数です。
長期間使用すると機器の劣化や摩耗により、火災ややけどの原因になることがありますので、点検(有償)もしくは機器の買替えをおすすめします。
当社ではガス機器健康診断※を無償で実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※突然の故障によりお客さまがご不便な思いをされないよう、機器の不具合を事前の診断により発見します。
また、現在のガスコンロには、温度調節機能などの便利な機能が備わっているものもあります。
そういった便利な機能を使って、日々の調理をもっと楽にしたい・充実させたいという人は、ガスコンロの交換をおすすめします。
ガスコンロの不具合が深刻で、修理する場合の費用が高く、交換する場合の費用と大差がないケースでも、ガスコンロの交換をおすすめします。
まとめ
- ガスコンロの修理を依頼する前に、自分で確認できることがたくさんある
- 長期間使用しているガスコンロなどは、修理よりも本体の交換がおすすめ
以上、ガスコンロの修理に関して、役立つ情報をお届けしました。
ガスコンロの修理と交換で悩んだら、修理する場合と交換する場合の両方で、見積りを取ってもらうことがおすすめです。
東急でんき&ガス サポートでは修理、交換両方に関して豊富な実績がありますので、お気軽にご相談ください。