浴室暖房を取付けて窓を交換したシステムバスへのリフォーム工事 東京都大田区
200万円以上~
「浴室暖房を付けたい」「窓を直したい」というご要望
東京都大田区の戸建てにお住まいのお客さまより、浴室改修工事のご依頼をいただきました。
すぐ裏のお宅で浴室改修工事を施工していた際に、今回のお客さまから現場の職人さんに、「うちのお風呂も気になるところがあるんですが……」と声がかかったことをきっかけに、今回の浴室改修工事に至りました。
お客さまのご要望は主に、「浴室に暖房を取付けたい」ということと、「窓も壊れているから直したい」ということでした。
改修工事前の浴室の状態
改修工事前の浴室の状態について、簡単に説明します。
お風呂は、現在多いシステムバスではなく、在来のお風呂でした。
システムバスとは、工場であらかじめ作られた浴槽・浴室の壁・床・天井を現場に搬入し、組立てる浴室のことです。
20~30年、お使いのお風呂でした。
壁も床もタイルなので、システムバスと比べると寒さを感じやすいです。
また、タイルの目地がすいてきて汚れが取れにくくなり、水や湿気がタイルの下地までまわって、下地の木材が傷んでくることもあります。
既存の給湯器は、追い焚きができるタイプの、そこまで古くはない機器でした。
ただお客さまご希望の浴室暖房に対応しているタイプではないので、「暖房用に給湯器を増設する」あるいは「既存の給湯器を撤去して、浴室暖房にも対応できる1台と交換する」必要がありました。
お客さまは相談の結果、「既存の給湯器を撤去して、浴室暖房にも対応できる1台と交換する」ほうを選ばれました。
ジャロジー窓(細長い板ガラスやアクリル板を何枚か重ね、ブラインドのような構成になっている窓)については、ハンドルが不具合を起こしていて、あまりうまく開閉しない状態でした。
当初は修理のみのお考えでしたが、暖房効率を上げるために窓自体を交換したほうがいいと提案したところ、「そうしたいです」と窓の交換を決められました
新しいシステムバスはTOTO「シンラ」
今回採用したシステムバスは、TOTOの「シンラ」という商品です。
柔らかい質感の床が特長で、水はけも良好です。
また、壁や床に断熱材が使用されており、従来のお風呂よりも寒さを感じにくいです。
壁はタイルのように目地が多くないので、これまでよりも掃除が楽になります。
システムバスについては、グレードがもう1つ下になる商品も提案しましたが、「長年使うなら、値段が高くてもメリットが多いお風呂にしたいです」ということで、「シンラ」に決まりました。
新しい給湯器・浴室暖房・窓の機能
新しい給湯器は、「暖房風呂給湯器」です。
給湯やお湯はりだけでなく、浴室暖房や床暖房など、複数にエネルギーを供給できる設備機器となります。
浴室暖房は、天井への埋め込み型です。
下記機能を搭載しています。
- 暖房
- 浴室乾燥
- 換気
新しい窓は、窓枠だけ残して新しい窓用のサッシを取付け、引違い窓を入れています。
ガラスは断熱性能が高く、暖房効率がよいペアガラスです。
防犯面を考えて、ルーバー(細長い羽板などを、隙間をあけて平行に並べたもの)も付けました。
今回の浴室改修工事の流れ
- 搬入出経路の壁と床の養生。
- 在来浴室の解体。
- コンクリート土間を打つ。
- 窓の交換。
- ユニットバスを搬入し組立(床⇒壁⇒天井)。
- ドア枠周りの補修。
- 養生撤去。
- 脱衣所や廊下などを掃除して工事完了。
上記が、今回の浴室改修工事の流れです。
工期は5日間で、毎日工事の進捗をお客様に報告していました。
引渡しできる状態になったところで、今回の工事で変わったところや、各機器の機能の説明を丁寧に説明しました。
まとめ
浴槽改修工事完了後、お客さまからは「要望通りに仕上がったから満足できました」というお声をいただきました。
時々ニュースでも取り上げられますが、寒いお風呂を利用されている方の中には、ヒートショック(気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こること)で亡くなる方もいます。
ヒートショックはご高齢の方だけに起こるわけではないので、どんな年代の方でも、「断熱性が高い風呂」「暖かいお風呂」を意識して、寒いお風呂を改修することをおすすめします。
もちろんヒートショックのことだけではなく、システムバスへの改修工事は、掃除のしやすさや見た目の綺麗さなど、他のメリットも大きいです。
お風呂の汚れや古さが気になる方は、ぜひ改修を検討してみてください。
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